センター試験(6):1月22日/試験・午前。

2時間目からだからか、大学敷地内まで車が入ることができ、試験教室のすぐ近くまで車で行けました。
昨日よりは落ち着いて着席して、試験開始時間を待っていたら、
「そういえば今までで一番勉強したのが数学だったんだよなぁ…」
「高得点取りたいな…できれば9割…」
って考えた瞬間からまた心臓が鳴り出しちゃって…。
そのまま試験開始。緊張しやすいのかなぁ。


[2時間目・数学Ⅰ・A]11:15〜12:15
身体が…熱い…。
始まってしばらくしても心拍数が高く、今度は汗までかきはじめる始末。
それでもなるべく問題に集中しようと、呼吸を整えて手を動かしていたら、
お腹の辺りが妙に熱いような気持ち悪いような感覚に襲われました。第1問目の途中のことでした。
「いつもの感覚だ…恐れていた事態が……貧血だ…ヤバイヤバイヤバイ…」
たいてい貧血になるときは横になれば治るんですけど、当然今は横にはなれない。
「ていうか、座っていて貧血になることって滅多にないのに…何でこんなときに…」
始業式で気を失って倒れたことや、飛行機の中で座りながら気を失ったことが頭をよぎりました。
後から考えると、貧血が起こる条件が結構揃ってたんですね。
まず朝は貧血になりやすいし、21日は良く寝られたものの、その前は睡眠不足がありったし、食事はいつもより少なめにしか取れなかったし、病み上がりだし、緊張もあったし。
頭がだんだんボーっとして来ました。目の前が見えなくなってきました。
それに出来る限り抵抗しながら、ベルトを緩め、足腰をできるだけ動かしました。
そして机の上に頭をのせました。
なるべく血流を良くし、頭に血を供給させることしか出来ることは無かったので。
「これで良くなるかな…。良くなってくれ…。良くなれ…良くなれ…良くなれ―――」


…しばらくすると、スゥーっと急に身体が涼しくなってきました。
何分後かは分かりません。長かったようで短かったような…。
いつの間にか閉じた目を開いてみると、目の前には白い数学の問題用紙。
周りには前と変わらぬ受験生。鉛筆の音。
気がつけば、意識はありました。そして、試験場にいました。
涼しくなったのは、体中から大量に噴き出した汗が冷え始めたからだったんです。
意識がなくなったのか、なくならないですんだのかは分かりません。
気がつけば、意識はあったんです。
時計を見ると…、残り、40分。
「よし!まだ、いける!」


結局、計算が難しそうな四面体の体積を求める問題を飛ばし、
最後の確率の期待値の問題も時間が無くて解けませんでしたが、
それ以外は一応まともに解けました。
見直しは全く出来なかったので、不安でしたが、
解答用紙回収中に斜め前の人のマークの形が自分とほぼ一致しているのを見させてもらい不安解消。
「良かった…」


その後は短い昼休み。昼食を取って、軽くⅡ・Bの公式確認。
そしてⅡ・Bの着席時間に。


<続け>